選び方&保存方法
美容と健康に大いに役立つトマトですが、もちろんいい品質の美味しいものを選びたいものです。
美味しいトマトの特徴を挙げてみると、丸くて、固く、実が引き締まっているということ、皮は赤くてツヤがあること、縦にうすくラインが入っていること、ヘタはピンとして緑色であること、手にとってみるとずっしり重いこと、というようになります。
逆に注意したい点は、ヘタの周りにひび割れがある、ヘタがしおれている、形が丸くなくて角ばっている、などです。これも覚えておいてください。
さて、トマトの旬の時期といえばこれまでは夏だとされてきました。しかし、冷涼、強い日差し、高温多湿は嫌うというのがトマトの性質であり、実際の旬は春~初夏、秋~初冬の2シーズンということになります。
夏が旬とされていたのは、トマト栽培が始まった頃は温室設備などが不十分だったからです。そこで設備が普及した現在では、ちゃんとトマトの成長に適した季節になっているのです。
トマトの保存方法ですが、まずはポリ袋やラップで包んで、へたを下にして冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。まだ少し青い実なら、常温で熟してから野菜室へ移動させます。
鮮度を保つ保存のポイントは、低温にして、呼吸をあまりさせないようにすることです。野菜は収穫されてからも呼吸をしており、それで水分は表面から絶えず蒸発しているのです。そうすると糖分やビタミン類なども減少してまずくなってしまいます。
冷凍保存もできます。その場合は細かくカットして密封容器に入れるのがいいでしょう。冷凍ものは生食には向きませんが、料理用にはとても便利です。