トマトの栄養と健康効果

トマトの基礎知識

 

 

トマトについては誰もが栄養タップリで健康的なイメージを持っていると思います。このトマトは緑黄色野菜であり、ビタミンAになるβ-カロチンを多く含んでいます。この成分は抗発ガン作用、免疫賦活作用で有名ですが、その他、粘膜や皮膚の健康維持、髪の健康維持、視力維持、喉や肺などの呼吸器系統を守る働きもあるとされています。

 

 

これはまだ序の口で、トマトには体に必要な栄養素がいろいろ詰まっています。特に真っ赤なトマトは栄養いっぱいで、品種によって多少異なりますが、トマトに含まれている栄養素を列記すると、ビタミンA、 ビタミンC、ビタミンE、リコピン酸、食物繊維、カリウム、鉄分、カルシウム、クエン酸と、とにかくたくさんです。

 

 

ビタミンAは皮膚や粘膜を強化し、風邪など感染症を予防します。

 

ビタミンCはご存知の通り、美肌効果が有名で、感染症やストレスにも抵抗力ができます。

 

ビタミンEは坑酸化作用があり、血行の流れを促進します。

 

リコピンはトマトの赤い色素で坑酸化作用があります。カリウムは体内の余分な塩分の排泄を促進します。

 

食物繊維(水溶性食物繊維)は人体で消化されないので便通を促します。

 

鉄分は血液中で赤血球のヘモグロビンの成分となって酸素を運搬します。

 

カルシウムは骨や歯の構成成分です(人体のカルシウムの99%が骨にあります)

 

その他にも、ビタミンH、ビタミンP、ビタミンB6、13-oxo-ODAがふくまれています。

 

13-oxo-ODAはトマトの果汁成分であり、脂肪を燃焼させる遺伝子を増やすというリノール酸が含まれているのです。これは最近発見されました。この成分を摂取すると、肝臓で脂肪燃焼に作用するタンパク質がたくさん作られて、血糖値が低下するとされているのです。

 

そして、トマトには飲酒後のアルコール濃度低下にも効果があるとされています。とにかく、トマトは健康効果の宝庫なのです。